九州バイオクラスター推進協議

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技術シーズマッチングの研究会「産学官連携技術シーズセミナー・個別相談会 in 福岡」参加報告
平成23年9月1日
研究開発コーディネーター 冨田 和弘


福岡市リファレンス駅東ビルの3階会議室Hで開催された「産学官連携技術シーズセミナー・個別相談会 in 福岡」への参加報告。

主催 :農林水産省、九州バイオリサーチネット、九州地域バイオクラスター推進協議会、JSTイノベーションプラザ福岡・JSTイノベーションサテライト宮崎
後援 :九州農政局、 (社)農林水産先端技術産業振興センター

 九州バイオリサーチネットの副会長の一人である九州大学大学院農学研究院特任教授の金澤晋二郎先生の開会の挨拶後、下記のプログラムに従って、技術シーズの発表あり。
 
プログラム

  1. 高温期のトマト低段密植栽培における算出日射量に基づく自動遮光方法
    福岡県農業総合試験場 施設野菜チーム長  井手 治 氏
    概要: 高温ストレスを回避しながら、乾物生産量を低下させることなく、生育、終了が安定する遮光カーテンの自動開閉に最適な積算日射量の指標値についての検討。安価な装置の開発が普及のポイント。
  2. 天然成分を用いた新規食品の保存性向上に関する研究
    久留米工業高等専門学校 准教授 笈木 宏和 氏
    概要: 従来のパンのように、手軽に持ち運べて、且つご飯のような独特の粒々感、食感を兼ね備えた「ご飯パン」の開発にあたり、
    1)耐乾燥性を有する「ご飯パン」の試作、
    2)天然抗菌物質の添加による、ご飯パンの抗菌作用の向上、
    3)試作品尾試食会による品質評価
    について紹介。
  3. 食品機能性評価に向けた代謝物プロファイリング技術の開発
    九州大学 准教授  藤村 由紀 氏
    概要: 従来方のように寄与成分が出現するまで前処理・測定工程を何度も繰り返す必要はなく、前処理工程を最小限に抑えつつ対象資料中の網羅的成分情報を質量分析により取得し、一度の測定データから容易に且つ高精度に生理活性に寄与する成分パターン情報を取り出せるメリットがある。
  4. 超小型ワムシの培養技術開発と小型仔魚用餌料としての応用
    長崎大学 教授   萩原 篤志 氏
    概要: 生まれたばかりの海産魚は、配合飼料を消化できず、生餌だけ利用できる。そのため種苗精算では培養したシオミズツボワムシを初期の餌として用いている。しかし、これより口が小さい仔魚はこれを食せないため、石垣島で採集した超小型ワムシの餌料生物としての潜在性に着目し、その安定的な量産技法の開発とこれを用いた有用海産魚種の仔魚飼育研究に取り組んだ。
15:30 個別相談 (質疑を含む。)
       発表者及びコーディネーターが対応。

17:00 閉会

  • 個別相談時に食品関係の笈木先生、藤村先生、萩原先生へ九州地域バイオクラスター推進協議会のパンフレット等お渡しして、活動内容等紹介、入会をお願いした。 また、先生方の発表内容に関しての質疑を行った。
  • 笈木先生の新規食品「ご飯パン」の抗カビ対策としては抹茶の添加に効果、しかしバクテリアには効果がないためバクテリア対策としては加熱殺菌が必要とのこと。久留米の(有)ブーランジェリー寿にて非定期にテスト販売中。1個100円。
  • 藤村先生のプロファイリング技術は、例えば霊芝等あちこちで製品化されているが、先生の手法により熱水抽出成分等をプロファイリングすることにより、他社との差別化となる成分探索等が容易になる可能性あり。自社製品の優位性を探している企業等にとっては、魅力的な技術の一つかと思われる。
  • 萩原先生の超小型ワムシは通常のワムシでは仔魚の口が小さいような魚種用に超小型ワムシの培養を検討したもので、ある程度の増産の目処は立ったが試験的には優位性があっても各養殖業者は独自の餌にこだわりがあるようで、中々事業化に結びつけるのは難しいようである。
    また、萩原先生は特定非営利活動法人 アクアカルチャーネットワークの顧問でもある。
以上


主催者挨拶
(主催者挨拶)


講演
(講演)


質疑応答
(質疑応答)


個別相談会
(個別相談会)


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